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カメレオン
あるクライアントが長年保ち続けた予算を四分の一程度に削減してきた。
フルページフルカラーが1/4sizeへと変更になった。
その変わりようは見事なまでにビジネスライクであり、あっさりしたものだった。
その翌週、違う媒体に1Pでその会社の広告が登場していた。

中国人、その人は香港の方だが、ものすごくビジネスライクに、今まで過去にあった駆け引きや
持ちつ持たれつの取引や長い付き合いから生まれる共存の心などは、見事なまでに存在していたことが嘘のように、打ち消された。

僕はこの会社に入って、初めて「泣きの営業」というものを覚え、使った。
「そこをなんとか・・・・・」「ご協力だけでも・・・・・」「お願いします・・・・・」
こういう営業スタイルは正直違和感なく入り込めたが、心のモヤモヤ感は、言葉では表せれない。これって結局ぼくらが作っている商品のブランド力に依存していることが大きいからである。

営業とは難しい。そしていろんなスタイルがあり、それをケースによって変化させる。
営業マンってカメレオンじゃん!!!

そう思ってオーストラリア、シドニーのマーティンプレイスのあたりのビジネス街を歩いていたら
、みんなが七変化しそうで気持ち悪くなってしまった。

今日はついつい良く考えずに思いのままにペンを走らせてしまった・・・
いつの日か、そのクライアントが予算を戻すように、そして戻したときのために
よりカメレオンらしくこのシドニー夏の陣を乗り越えていかなければならない。

元気よく!
by mosmania_balmoral | 2005-10-10 18:25