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一番
我が社はオーストラリアの日系メディア企業、特に新聞の分野では長年の歴史を持ち
一番古い(歴史ある)。
同業はいくつかあるが、発行部数、発行エリア、支局数、ページ数、広告数、広告売り上げも一番多い。
クオリティは人により様々な意見があるが、やはり一番と自負しているし、
客観的にみても一番クオリティが高いと思う。

僕はこの「一番」とつく会社で働くのは、この会社が初めてである。

我が社の媒体はフリーペーパーであるため、広告収入にて印刷代、配送費、人件費、
レントなど全てのエキスペンスをまかなう。
つまりこの会社にとって広告収入はもっとも大切なのである。

ただ良くクライアントさまには「一番」がゆえに様々なことを言われる。
「一番」とおもうな。読者離れしている。広告費が高すぎる。殿様商売するな。。。。。
などなど言われる現場のスタッフは「ひぇ~~~」である。

いろいろな側面が「一番」だからといって、「セールススタッフが一番」「コンサル能力が一番」であるなんて、この会社の誰も思っていない。
もちろん「一番」になりたい気持ちは持っている。
そうでなければいい仕事はできない!!!
「わかってくださいよぉ~~~」ってかんじである。

ただし、たくさん「一番」がつく商品をセールスしている誇りや自信や商品の愛し方は
「一番」でなければいけないと常々言い聞かせているし、自分でも何度も心でつぶやく。

「一番」は常に比較される。
そして良くお叱りを受ける。でも僕らは正直一生懸命である。不器用なやつもいるし、
うまく言葉で表現きないやつもたくさんいる。でも一生懸命の結果が全てにつながって
いるということを分かってほしい。

ある日系企業の社長から、付き合いたい企業を選びなさい。
その企業とともにWinWinの関係を構築し、営業数字をUPさせなさい。といわれたことがある。

「おっしゃるとおり!」
「お客様は神様ではない!」

僕もそう思う!!!!!!
でも・・・である。しかし・・・である。やっぱり・・・である。
やはりこの媒体を少しでも多くの人に認められてほしいし、多くのクライアントさまの
広告がほしい。

だって、この媒体が発行されるまでには、何人もの編集スタッフが朝まで働き、
何人もの制作部が試行錯誤し、いろいろなスタッフによって支えられているからである。

「一番」であることゆえの励ましと思って毎日を過ごしている。
by mosmania_balmoral | 2005-09-27 18:18